ヌータヤルヴィのケーキドーム

ヌータヤルヴィでは、多くの人気デザイナーが作品作りに携わっていたことから、ヴィンテージ品への関心度が今尚強いのが特徴です。

その中でもヌータヤルヴィで製造された「ケーキドーム」は、アンティークらしい可愛らしさが漂う作品であることから、女性の間で人気が高いコレクションです。

ケーキ以外にもチーズを入れておくにも良いサイズで、サラ・ホペアがデザインを手がけました。
サラ・ホペアは、カイ・フランクと共に1950年代にフィンランドのガラス工芸に、大きな影響を与えた人物として知られています。

彼女が手掛けたケーキドームは、ガラス工芸が盛んだった1952年にデザインされたもので、アラビア社のキルタ(Kilta)のプレートに合わせて使用するために作られました。
ちなみにキルタは、カイ・フランクがデザインを手掛けています。

1954年にはミラノ・トリエンナーレにて銀賞を受賞するなど、多くの功績を残したサラ・ホペアが生み出したケーキドームは、可愛らしいフォルムのガラスケースに、プレートの木のぬくもりを合わせた絵本の中に出てくるかのような製品です。
今では入手困難な製品となりますので、日本国内ではお目にかかれる事が滅多にありません。

ガラス製造が盛んだったフィンランドのリーヒマキという町から北に進んだハメーンリンナにかけては、比較的ヴィンテージグラスに出会うことができる地区と言われていますので、保存状態の良いヌータヤルヴィのケーキドームが眠っている可能性もあります。

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