デンマークで誕生したフィンユールの椅子

「フィン・ユール」は、デンマークの建築家であり家具デザイナーとして、デザインの黄金期と呼ばれたミッドセンチュリー期に活躍した人物です。

フィン・ユールの作品は、“家具の彫刻家”と呼ばれるほど、美しく完成度の高い作品を生み出し、アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ヴェグナーと共に、北欧モダンデザインにおける重要なデザイナーの一人です。

1953年に発表されたイージーチェアの「NO.45」は、フィン・ユールの代表的な作品であり、出世作として最も高く評価された椅子です。

NO.45は、“世界一美しいアームを持つ椅子”と称され、滑らかな曲線を描いた肘掛けは芸術性が高く、世界各地の美術館に永久コレクションとして収蔵されています。

オリジナルモデルであるニールス・ヴォッター工房で作られたフィン・ユールの作品は、残念ながら製造が終了し、アンティークチェアとして高い人気を誇っています。
絶滅の危機となっているブラジリアン・ローズウッドや、良質なチーク材を使用していることから、100万円以上もの高額な値段が付いている製品も珍しくありません。

そして、フィン・ユールの作品は、現在はワンコレクションがライセンスを管理する体制で、驚くことに日本の家具メーカーである“株式会社キタニ”が復刻モデルを製造しています。

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