北欧デザイン家具の巨匠ハンスJウェグナー

20世紀の北欧デザインに大きな影響を与えた人物である「ハンス・J・ウェグナー」は、デンマークの家具デザイナーとして活躍し、生涯で500種類以上の椅子をデザインしました。

コペンハーゲンの美術工芸学校で家具デザインを学んだウェグナーは、27歳の頃にアルネ・ヤコブセンの事務所で働くようになり、ヤコブセンが建築デザインを手掛けたオルフス市庁舎の家具デザインに携わりました。

そして、1943年にデザインを手掛けた「チャイニーズチェア」によって、ウェグナーは家具デザイナーとしての転機を迎えます。

中国の明時代の椅子からインスピレーションされ、何度も改良を繰り返して生み出されたチャイニーズチェアは、ハンス・J・ワグナーの代表的な作品の一つです。

1949年には、ケネディ大統領が使用していた椅子として有名になった「ザ・チェア」や、世界で最も売れた椅子である「Yチェア」など、ウェグナーは次々と名作と言われる家具を生み出しました。

「完成された椅子はありえない。本当にいい椅子は永遠に仕上がらないのだ」と語ったウェグナーは、2007年に亡くなるまで生涯に渡って椅子やテーブルをデザインしました。

現在、ウェグナーの椅子はニューヨークの近代美術館を始めとする多くの場所でコレクションされ、北欧デザインの歴史を語るうえでハンス・J・ウェグナーは、外すことが出来ない最も重要な人物です。

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