ポールへニングセンのアーティチョーク

デンマークのデザイン文化に貢献した“ポールへニングセン”が作り上げた名作の一つでもある「PHアーティチョーク」は、非常に芸術性の高い照明器具であり、とても高級な値段が付けられている照明器具です。

PHアーティチョークは、地中海沿岸に毎年花を咲かせる多年草のアーティチョーク(チョウセンアザミ)がモチーフとなっており、72枚の羽根と100種類以上のパーツで構成されています。
一つを制作するために、25人もの熟練した職人が携わっているため、大変手の込んだ照明器具でもあります。

羽根の内面には、ツヤを抑えた塗装が施されており、良質な光が反射される工夫が盛り込まれています。「銅のヘアライン、白色塗装のスティール、ステンレスヘアライン」の3タイプが製造され、絶妙なカーブを持った羽根をガラスで作り上げる技術は、高度なクラフトマンシップが要求され、決して簡単な事ではありません。

複数の羽根の厚さは3ミリに揃えられ、光と影が美しく映し出される優しい明かりは、間接光を上手く取り入れるための精密な加工技術が必要な製品です。

また、1940年に廃番となってしまった「PHアーティチョーク・ガラス」は、1927年~31年に生産されたもので、当時は「PHセプティマ」と名付けられていました。
PHアーティチョークの50周年を記念した際には、PHアーティチョーク・ガラスを特別注文にて個別生産されたことから、ポールへニングセンの中でも最高級の製品となっています。

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