照明器具デザイナーのポールへニングセン

ポールへニングセンは、照明、建築、デザイン、レビュー作家、社会評論家など、ジャンルに問わず様々な活動をしていたことから、1930年代にはデンマークの急進的文化人としての地位を確立しました。

ポールへニングセンの数々の活動の中でも照明デザイナーとしての活躍は、デンマークのデザイン文化に大きな影響を与えます。
建築家として活動していたポールへニングセンでしたが、1925年に開かれたパリ工芸博覧会に参加し、照明デザインのコンペで入賞を果たします。

そして、デンマークのルイスポールセン社と出会い、照明器具の名作とされる「PH5」など、次々とクリエイティブな作品を誕生させていきます。
ちなみにPHとは、ポールへニングセンの名前の頭文字であり、シェードの直径が50センチであったことからPH5という名前が付けられました。

照明器具のデザイナーとして歩み始めたポールへニングセンは、生涯において200種類以上の製品を世に送り出しました。しかし、ポールへニングセンが目指したのは、デザインのバリエーションではなく””良質な光の追求“でした。

人工照明でありながら、自然光のような優しい光を生み出すポールへニングセンの照明器具は、時代を超えて愛される製品であり、現在でも多くのファンを持っています。

ルイスポールセン社の発展に大きく貢献したポールへニングセンは、照明文化において後世に影響を与えた偉大な人物として位置付けられています。

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