10月 2014 archive

ポールへニングセンのPHルーブル

デンマークのデザイナーであるポールへニングセンが手掛けた「PHルーブル」は、1957年にデンマークのスコスボーの教会のためにデザインされた照明です。

高天井用の照明として設計されたPHルーブルは、13枚のシェードに白色塗装を施し、眩しさを感じない照明効率が良い照明器具に仕上げました。

光が各シェードに同じ角度で当たるよう、緻密に設計されているPHルーブルは、全体を球型にしたことで見た目の美しさも去ることながら、室内にはなめらかな光が放つ仕上がりとなっています。
PHルーブルの明かりを灯せば、室内は教会の安らぎを思わせるかのような柔らかな光に包まれます。

現在は、デンマーク・コペンハーゲンの国務省オフィスにもPHルーブルの照明が備えられており、オフィスとは思えない北欧らしいオシャレな空間が広がっています。

また、不思議な事にPHルーブルは、柔らかな光を放つことから白のシェードが和紙のように見えることから、北欧製品でありながらも和室にも違和感なく使うことができます。
日本人にとっても使いやすいデザインとなっていますので、モダンでありながら部屋のテイストを選びません。

独特でありながらも部屋の雰囲気を壊すことがないシンプルな美しさは、いつの時代でも飽きのこない最上級のデザイン美を持っているとも言えます。

ポールへニングセンがデザインを手掛けた照明器具は、実際に明かりを灯してみることで、画像では伝わりきれない光の美しさを感じることができます。

ポールへニングセンのPH5の変化

北欧・デンマークの照明ブランドとして人気が高い“ルイスポールセン”から販売しているPH5シリーズの照明器具は、1958年に販売が開始されて以降、世界中の人々に愛されています。

そして、時代とともに省エネ電球への普及が高まってきたため、1994年には改良型の「PH5+」が発売されました。
(※現在は、PH5の生産が終了したため、PH5+がPH5となっています)

PH5シリーズでは、白熱電球(100W)と電球型ハロゲンの2つが対応だったのですが、PH5+では、白熱電球(150W)、電球型ハロゲンに加えて、電球型蛍光灯、電球型LED(18W)の全4タイプの電球が対応可能となりました。

昨今、日本でも注目されているLEDの電球を取り付けることで、消費電力を抑えてランニングコストの節約に繋げることが可能となり、PH5は省エネにも配慮された照明器具に生まれ変わったのです。
また、ボトムシェードをアルミからガラスに変えたことで、照明下の明るさが大幅にアップし、初期タイプのPH5よりも現在のPH5は機能性が上がっています。

さらに、2013年から発売されたPH5コンテンポラリーでは、現代建築にマッチするよう上品なカラーが採用されています。

ビビッドなレッドカラーのシェードなど、ポールへニングセンが生み出したレトロなデザインの照明も可愛いのですが、PH5コンテンポラリーの新しいタイプでは、オシャレな部屋に違和感なく、自然に溶け込む照明器具として使うことができます。